こちらは、1910年2月に所有者の購入後、プリンス・エドワード島でとても注意深く保管されていた、未使用(未読)に近い状態の「赤毛のアン」です。プリンス・エドワード島で、お譲り頂きました。1908年6月に一刷りが発行されてから約1年半後の初版17刷り、1910年1月刊行になります。一刷り同様、ボストンのL.C.ペイジ社からの刊行です。また、少なくともプリンス・エドワード島では、もはやこのような初版は見つからないかとも思っています。カナダや米国内でも珍しいかと思われます。状態が抜群に良いですし、刊行も限りなく一刷りに近いです。それなのに、何ら損傷が見られないばかりか、表紙も美しく、中のイラスト頁に挟まれたパラフィン紙まで新しい状態に見えます。(中の頁の端に近い部分は、110年以上の経年による少々のやむないヤケが写真画面③のような色味で入っています。)また書物の最後に数頁にわたり、L.C.ペイジ社が刊行した、当時の他の小説がずらりと並び、宣伝されていますが、そのうちどの書物が今、名作“Anne of Green Gables”のように生き残っていることでしょうか。L.M.モンゴメリィが「Anne of Green Gables(赤毛のアン)」を著した20世紀初めー1908年から115年もの月日が流れました。この刊行がなければ、1952年の村岡花子さんの翻訳も誕生せず、ドラマや映画、アニメや人形なども生まれようがなかったわけです。いわば、本物の原点です。その115周年記念に、大変珍しい「赤毛のアン」初版本を限定的に出品致します。表紙の色目は、写真画面よりももう少し明るめのベージュ色っぽいものです。✨ご希望の方がいらっしゃいましたら、ゆうパックでお送り致します。✨✨✨また、ご購入の方には今回、特別に、作者L.M.モンゴメリィが「赤毛のアン」執筆前の20世紀に入り、プリンス・エドワード島のいとこへ送った、《未公開の手書きの手紙の一部(2枚/1枚目と2枚目)のコピー》を同封させて頂きます。筆者の書き癖や、人となりの片鱗が伺えるものかと思われます。(ただし、もし公開する場合には許可が必ず必要です。)✨✨✨
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